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2015年から2016年の冬は暖冬になるとかねてから言われていました。
暖冬になる原因としてはエルニーニョ現象です。
2015年はエルニーニョ現象が発生していて、
日本だけでなく世界中で暖冬傾向になると言われていました。


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暖冬になると言われても11月頃は普通に寒い日がありました。
しかし12月に入っても結構暖かいと感じることがあります。
11月には記録的な大雪になった場所もありましたが、
その後は例年より雪が少ない状況が続いています。
そこで心配になるのがスキー場です。
スキー場が暖冬の影響で雪不足なんです。

 

スキー場は暖冬で雪不足?

日本全国にスキー場はありますが暖冬による雪不足でかなり厳しい状況です。
冬のレジャーと言ったらスキーやスノーボードですからね。
雪の無いスキー場ではどうすることもできません。

私達も本当に困りますよね。
年末年始は雪山に言ってスキーやスノーボードを楽しもうと計画している人も多いですからね。
しかし現在の状況は深刻な雪不足なので楽しむのも難しいかもしれません。

スキー場が多くある場所と言えば北海道や東北です。
しかし北海道や東北でも雪不足で十分な雪がない状態なんです。
ここまで雪不足が深刻なのは珍しいことです。

スキー場が雪不足となっている原因は暖冬でしょう。
以前から2015年から2016年の冬は暖冬になると言われていました。
本当に暖冬になってしまい雪がほとんど降っていません。

雪がふらない時は人工雪という手もあります。
人工降雪機を使えば雪を作り出すことができます。
しかしこの人工雪でさえもできない状態です。

というのも人工雪を作るにはゲレンデが広すぎます。
ゲレンデが真っ白の状態にならないとスキー場はオープンできませんからね。
少し雪が少ない時は人工雪でなんとかなりますが、
現在はほとんど雪がないスキー場も多いので人工雪を使うというのも難しい状況です。

気温が高いのも人工雪を使えない理由です。
人工雪で雪を作っても気温が高いとすぐに溶けてしまいますからね。
ある程度気温が下がった状態をキープしてくれなくては人工雪は使えません。

やはりスキー場が雪不足になっているのは暖冬の影響でしょう。
これほどまでに暖冬になるとは思ってはいませんでしたが、
スキー場がオープンできないぐらいですからね。
日本だけでなく世界中で影響がありそうです。

 

北海道のスキー場も雪不足

北海道の冬と言ったら厳しい寒さですよね。
今年の北海道もかなり寒いです。
しかし北海道でも雪があんまり降らず雪不足になっています。

2015年11月には北海道は記録的な大雪になりました。
北海道には暖冬の影響はなかったのかと思いましたがそうではありませんでした。
11月の北海道では一時的に40センチや50センチという積雪になりました。
しかし現在はその雪は溶けてしまっています。

北海道は今年も寒いのですが例年と比べるとかなり暖かい状態です。
平均より3.5度程度気温が高いと言われています。
これでは雪が積もっても溶けてしまいますね。

北海道のスキー場でも雪不足のためオープンが延期になっています。
滑走が可能となっているスキー場でもアイスバーンになっているところが多く、
雪質としてはあまり良くない状態です。
地面が見えてしまっているゲレンデも多いですしね。

年末年始に北海道のスキー場に旅行に行く人もいるでしょう。
しかし北海道でも暖冬の影響で雪不足となっているので、
雪山のレジャーを楽しむということは満足にできない可能性もあります。

年末年始に雪が降ってくれればいいんですけどね。
2015年の年内は例年よりも気温が高い状態が続くと言われています。
北海道旅行を計画している人は雪不足になっていないかスキー場の積雪を確認しておくほうがいいでしょう。

 


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雪不足以外にも暖冬の影響が!

2015年から2016年の冬は暖冬になると言われています。
北海道を含めて日本全国のスキー場は雪不足となっています。
12月24日時点で全体の2割から3割程度のスキー場しかオープンできていません。

他のスキー場はオープンを延期している状態です。
スキー場に雪がなくてはオープンしてもしょうがないですからね。

雪不足になるとスキー場の収入は激減します。
これは当然のことですよね。
しかし雪不足や暖冬だと他にも様々な経済的な影響が出てきます。

スキー場の近くのホテルに影響します。
スキー場の近くのホテルはスキー客がきてくれなくてはどうしようもありません。
温泉が有名なところであればまだいい方です。
しかしそれでもお客さんはかなり減ってしまうでしょう。

スキーのレンタルも大打撃ですね。
雪不足ということはお客さんが板やウエアー等をレンタルしにきませんからね。
かなり大きな影響があるでしょう。

ガソリンスタンドも影響します。
スキー場がある地域は冬に特化した観光地の場合が多いです。
ですからガソリンスタンドも冬だけ営業する場所もあります。
雪不足だと車の数も減りますからね。
ガソリンスタンドでガソリンを入れる人も少なくなります。

野菜の価格にも影響します。
暖冬だと冬野菜の生産量が増えます。
例年よりも野菜が多くなるので値段は安くなるんです。
消費者の私達にとっては野菜が安いというのは嬉しい事ですが、
生産者側からすると量を売らなくてはいけないということになります。
野菜によりますが例年より1割から3割程安く販売されています。

暖房器具にも暖冬の影響があります。
暖房器具は寒い日は使いますが暖冬だとあまり使わなくても過ごせます。
暖房器具も暖冬だと売れなくなってしまうんです。
ストーブなどで使う灯油なんかの消費も落ちています。

衣類にも影響が出てきます。
寒いと冬物を購入しますからね。
しかし暖冬だと冬物の衣類の購入意欲が減ってしまいます。
実際デパートなどでは12月なのに春物を販売している場合もあります。
冬物が売れないので季節を先取りした春物を販売しているんです。

 

まとめ

スキー場の雪不足は暖冬の影響でしょう。
以前から2015年から2016年の冬は暖冬になると言われていましたが、
雪不足になるまで暖冬になると思っていた人は少ないでしょう。
北海道でも雪不足でスキー場のオープンが延期になっている場所があるほどです。

雪不足や暖冬による影響はスキー場だけではありません。
スキー場の近くの各施設に影響がありますし、
エネルギー消費や野菜の価格にまで影響が及んでいます。

暖冬の冬は暖かいのですが、
急に寒くなって大雪となる場合もあるので注意が必要です。
暖冬で雪が少ないのでまだ車の冬支度をしていないという人もいるでしょう。
しかし天候が急激に変わる場合もあるので早めに準備はしておいたほうがいいでしょう。

趣味がスキーやスノーボードだという人も多いでしょう。
年末年始はスキー場に旅行という人もいますよね。
もしかすると雪不足のためスキー場がオープンしていない可能性もあります。

スキー場がオープンしていても滑れるコースがほとんどないという場合もあります。
スキー場の積雪情報は旅行前に確認しておきましょう。
ゲレンデに雪がないときの計画もしておいたほうがいいかもしれません。
できるだけ早く雪が降って雪不足が解消されるといいですね。


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