アメリカのアカデミー賞も注目を集めますが日本アカデミー賞も負けてはいません。
日本映画も素晴らしい作品が多いですからね。
時には世界からも注目を集める映画も製作されています。
もちろん洋画も素晴らしいのですが邦画もまた違った良さがありますよね。
日本人なので感情が入り込みやすいですし。
日本アカデミー賞では主演男優賞や主演女優賞が注目されます。
作品賞なんかも注目を集める部分ですよね。
しかし忘れてならないのが新人俳優賞です。
新人俳優賞に選ばれた人はその後の日本映画を背負って立つと言っても過言ではないでしょう。
日本アカデミー賞新人俳優賞の受賞者を一覧にしてみました。
新人賞の歴代受賞者にはいま人気のあの人もいますし意外な人もいましたよ。
日本アカデミー賞新人俳優賞一覧
日本アカデミー賞は1978年から毎年開催されています。
アメリカのアカデミー賞の日本版と言ってもいいでしょう。
日本において最大の映画賞ではないでしょうか。
日本アカデミー賞も結構歴史がありますね。
選ばれた俳優にとってはこれほど名誉なことはないでしょう。
役者さんはかなりの数いますが日本アカデミー賞を受賞する人はほんの一握りです。
さらに日本アカデミー賞新人俳優賞となるとさらに人数は限定されます。
新人ということはその年でしか受賞できませんもんね。
これから注目される若手俳優がすぐに分かるということでもあります。
日本アカデミー賞新人俳優賞に選ばれる人はすでにドラマなどで活躍している人もいます。
逆に映画に出演し日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞してその後ドラマに出演というパターンもあるでしょう。
どちらにせよ新人俳優賞を受賞したらドラマや映画に引っ張りだこになりますね。
では日本アカデミー賞新人俳優賞の歴代受賞者一覧を紹介します。
開催回 | 西暦 | 新人俳優賞受賞者 |
第5回 | 1982年 | 佐藤浩市、真田広之、中井貴一、石田えり、かとうかずこ、田中裕子 |
第6回 | 1983年 | 石原良純、尾美としのり、平田満、小林聡美、田中美佐子、美保純 |
第7回 | 1984年 | 金子正次、杉本哲太、宮川一朗太、仙道敦子、原田知世、渡辺典子 |
第8回 | 1985年 | 吉川晃司、田中隆三、野村宏伸、和由布子、佐倉しおり、富田靖子 |
第9回 | 1986年 | 江夏豊、新藤栄作、山下規介、河野美地子、沢口靖子、早見優 |
第10回 | 1987年 | 清水宏次朗、仲村トオル、柳葉敏郎、有森也実、黒木瞳、斉藤由貴 |
第11回 | 1988年 | 高嶋政宏、森山潤久、渡辺正行、秋吉満ちる、小高恵美、南野陽子 |
第12回 | 1989年 | 緒形直人、加藤昌也、中村橋之助、後藤久美子、中川安奈、宮沢りえ |
第13回 | 1990年 | 宍戸開、真木蔵人、本木雅弘、川原亜矢子、深津絵里、山田邦子 |
第14回 | 1991年 | 加勢大周、高嶋政伸、筒井道隆、藤田哲也、大和武士、清水美砂、 中島ひろ子、西田ひかる、牧瀬里穂、村松美香 |
第15回 | 1992年 | 唐沢寿明、佐野圭亮、永瀬正敏、別所哲也、松山千春、石田ひかり、 大島弘子、具志堅ティナ、観月ありさ、和久井映見 |
第16回 | 1993年 | 内村光良、大森嘉之、豊川悦司、永澤俊矢、南原清隆、林泰文、 保坂尚輝、奥山佳恵、久我陽子、コスモス(今村恵子・大沢さやか)、 墨田ユキ、中江有里 |
第17回 | 1994年 | 岸谷五朗、田代まさし、萩原聖人、安達祐実、遠山景織子、裕木奈江 |
第18回 | 1995年 | 佐伯日菜子、高岡早紀、羽田美智子 |
第19回 | 1996年 | 柏原崇、原田龍二、渡部篤郎、一色紗英、江角マキコ、酒井美紀 |
第20回 | 1997年 | 安藤政信、内野聖陽、金子賢、鳥羽潤、天海祐希、伊藤歩、草刈民代、水野真紀 |
第21回 | 1998年 | 岡田義徳、上川隆也、つんく、木村佳乃、西田尚美、広末涼子、吉川ひなの |
第22回 | 1999年 | 熊川哲也、黒田勇樹、麻生久美子、田中麗奈、野波麻帆、三船美佳 |
第23回 | 2000年 | 高橋克典、辺土名一茶、松田龍平、池脇千鶴、上原多香子、宮本真希 |
第24回 | 2001年 | 金井勇太、藤原竜也、布袋寅泰、深田恭子、前田亜季、モーニング娘。 |
第25回 | 2002年 | 窪塚洋介、田中直樹、妻夫木聡、野村萬斎、加賀美早紀、柴咲コウ、 真中瞳、八木亜希子 |
第26回 | 2003年 | 田中泯、長嶋一茂、中村獅童、小西真奈美、鈴木杏、優香 |
第27回 | 2004年 | 市原隼人、オダギリ・ジョー、藤木直人、石原さとみ、上戸彩、長澤まさみ |
第28回 | 2005年 | 平岡祐太、森山未來、伊東美咲、上野樹里、土屋アンナ、一青窈 |
第29回 | 2006年 | 勝地涼、神木隆之介、塩谷瞬、沢尻エリカ、中島美嘉、堀北真希 |
第30回 | 2007年 | 須賀健太、塚地武雅、速水もこみち、松山ケンイチ、蒼井優、檀れい、 山崎静代、YUI |
第31回 | 2008年 | ウエンツ瑛士、林遣都、三浦春馬、新垣結衣、内田也哉子、夏帆、北乃きい |
第32回 | 2009年 | 小池徹平、松田翔太、アヤカ・ウィルソン、長渕文音、福田沙紀、吉高由里子 |
第33回 | 2010年 | 岡田将生、水嶋ヒロ、溝端淳平、渡辺大知、榮倉奈々、志田未来、平愛梨 |
第34回 | 2011年 | 芦田愛菜、大野百花、仲里依紗、永山絢斗、三浦翔平、三浦貴大 |
第35回 | 2012年 | 熊田聖亜、桜庭ななみ、渡邉このみ、上地雄輔、高良健吾、野見隆明、長谷川博己 |
第36回 | 2013年 | 染谷将太、チャンミン、東出昌大、松坂桃李、武井咲、二階堂ふみ、橋本愛 |
第37回 | 2014年 | 忽那汐里、黒木華、壇蜜、濱田ここね、綾野剛、菅田将暉、星野源、吉岡竜輝 |
第38回 | 2015年 | 上白石萌音、小松菜奈、能年玲奈、池松壮亮、登坂広臣、福士蒼汰 |
第39回 | 2016年 | 有村架純、土屋太鳳、広瀬すず、藤野涼子、篠原篤、野田洋次郎、山﨑賢人、 山田涼介 |
第40回 | 2017年 | 杉咲花、高畑充希、橋本環奈、岩田剛典、坂口健太郎、佐久本宝、千葉雄大、 真剣佑 |
第41回 | 2018年 | 北村匠海、竹内涼真、中条あやみ、浜辺美波 |
第42回 | 2019年 | 伊藤健太郎、中川大志、成田凌、吉沢亮、上白石萌歌、趣里、平手友梨奈、芳根京子 |
第43回 | 2020年 | 鈴鹿央士、森崎ウィン、岸井ゆきの、黒島結菜、吉岡里帆、横浜流星 |
第44回 | 2021年 | 服部樹咲、蒔田彩珠、森七菜、岡田健史、奥平大兼、永瀬廉 |
第45回 | 2022年 | 磯村勇斗、Fukase、尾上右近、宮沢氷魚、三浦透子、今田美桜、西野七瀬、吉川愛 |
第46回 | 2023年 | 番家一路、目黒蓮、松村北斗、有岡大貴、小野花梨、菊池日菜子、福本莉子、生見愛瑠 |
第47回 | 2024年 | アイナ・ジ・エンド、桜田ひより、原菜乃華、福原遥、市川染五郎、黒川想矢、高橋文哉、柊木陽太 |
※ 新人俳優賞は第5回からになります
日本アカデミー賞新人俳優賞の歴代受賞者一覧でした。
毎年人数が決まっているのかと思えばそうでもないようです。
年によって新人俳優賞の受賞者の人数が少なかったり多かったりもしますね。
ザッと一覧を見るとやはり現在でもドラマや映画で活躍している俳優さんが多いですよね。
日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞するということはその後もメディアに出続ける傾向があります。
昔新人俳優賞を取った俳優さんは現在では大物俳優と言われている人も少なくありませんね。
日本アカデミー賞新人俳優賞にはもちろん俳優さんの名前がズラッと並んでいます。
しかし結構お笑い芸人さんも日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しているようです。
例えばウッチャンナンチャンはコンビで揃って新人俳優賞を受賞しています。
ドランクドラゴンの塚地武雅さんや山田邦子さんなんかも新人俳優賞を受賞しています。
結構芸人さんが俳優として映画に出演しているということですね。
歌手の人も結構いますよね。
つんくさんやYUIさんなんかも受賞しています。
モーニング娘。は自身らが主役の映画に出演したためグループでの受賞ということでしょう。
歌手と俳優の両方やっている人の名前もありますね。
星野源さんは結構前に日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞していたんですね。
ちょっと意外でした。
もちろん最近の若手俳優さんも受賞しています。
山崎賢人さんや菅田将暉さんや綾野剛さんに松坂桃李さんなどいま人気のイケメン俳優さんですよね。
土屋太鳳さんや広瀬すずさんや武井咲さんなんかも若手女優として人気があります。
こうやって日本アカデミー賞新人俳優賞の歴代受賞者を一覧で見るとメンバーがすごいですね。
ほとんどの人が主役級と言ってもいいでしょう。
やはり日本アカデミー賞というのはかなり影響力がある賞なんだなというのがわかります。
日本アカデミー賞新人俳優賞の選考方法
日本アカデミー賞新人俳優賞ってどうやって選ばれているのか選考方法が気になりますよね。
私達一般人の人気投票ではありませんからね。
あまりどうやって選ばれているのかわからない部分でもあります。
まず日本アカデミー賞新人俳優賞の受賞資格は映画で主演や助演でこれまで日本アカデミー賞の受賞歴がないことです。
日本アカデミー賞の受賞歴がなければ初めての映画出演じゃなくてもいいということですね。
基本的には1度でも日本アカデミー賞の何かしらの賞を受賞したことがある場合は新人俳優賞には選ばれません。
人数は男女それぞれ3人から5人程度が選ばれます。
ですので年によって新人俳優賞を受賞した人数が違ってくるということですね。
日本アカデミー賞新人俳優賞は日本アカデミー賞協会の協会員が投票して決まります。
協会員って誰なのというと映画関係者のようです。
投票したいからちょっと映画界に入ってみようというのでは投票できません。
3年以上映画界にいないと投票はできないことになっています。
日本アカデミー賞協会の会員数ですが全部で3700名以上います。
俳優さんもいれば監督もいますし照明さんや美術さんなどのスタッフも含まれます。
協会員で投票資格がある人達によって日本アカデミー賞新人俳優賞が決まるということですね。
傾向としては話題の映画に出演するほど新人俳優賞を取っているように思います。
1つの映画ではなく複数の映画に出演している場合も新人俳優賞を取っています。
日本アカデミー賞新人俳優賞の選考方法をまとめると以下です。
- 主演や助演レベルで映画に出演している
- これまで日本アカデミー賞の受賞歴がない
- 男女それぞれ3人から5人程度受賞する
- 日本アカデミー賞協会の協会員の投票で決める
一般人の投票で決めるのも面白いかもしれませんね。
しかしそれだとグループとかファンが多い人に偏ってしまう可能性もあります。
やはり現状のまま協会員での投票が妥当なのかもしれません。
新人俳優賞の賞金はいくら?
日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞すると贈呈品がもらえます。
新人俳優賞の受賞だけでも嬉しいでしょうが贈呈品があるのは嬉しいでしょうね。
かなり自慢できちゃいますし。
日本アカデミー賞新人俳優賞の贈呈品は賞状と賞金です。
賞金ももらえるのかと聞くといくらもらえるのか気になりますよね。
もしかして相当額の賞金をもらえちゃうのではと妄想が膨らんでしまいます。
日本アカデミー賞新人俳優賞の賞金の金額は10万円です。
そこまで賞金の金額は多くないですね。
むしろもっともらえるのかと思ってましたがそうでもないようです。
ちなみに最優秀で賞金30万円、優秀賞で賞金20万円です。
最優秀賞を受賞してもそこまで賞金は高くないようです。
賞金よりも日本アカデミー賞を受賞したという名誉の方が圧倒的に価値はありますからね。
アメリカのアカデミー賞では賞金はありません。
そう考えると日本アカデミー賞は賞金がでるだけいいかもしれませんね。
ただ日本アカデミー賞でも賞に選ばれると興行収入が増えますからね。
私達も日本アカデミー賞に選ばれた作品を見てみようかなと思いますもんね。
映画の知名度も上がりますし副産物がかなりあると言えるでしょう。
新人俳優賞を受賞してもその後にドラマや映画に出演する機会が増えます。
となると賞金以上の収入が一気に入ってくるということにもなるでしょう。
日本アカデミー賞も賞金よりも名誉の価値の方が圧倒的に大きいということが言えますね。
まとめ
日本アカデミー賞新人俳優賞の歴代受賞者一覧でした。
一覧にしてみると色々と見えてくる部分がありますね。
お笑い芸人や歌手の人が日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しているケースも多いなという印象です。
日本アカデミー賞新人俳優賞の選考方法も紹介しました。
一般人による投票ではなく日本アカデミー賞協会の協会員による投票で決まっています。
投票したいという場合は映画界に入ってしばらく従事する必要があるようです。
日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞すると賞金がもらえます。
新人俳優賞では賞金10万円です。
高額な賞金というわけではありませんがアカデミー賞新人俳優賞という名誉の方が価値がありますね。
日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するとその後もドラマや映画に出演することが多くなります。
かつて新人俳優賞を受賞した俳優さんはいまも主演を務めたりしていますもんね。
これからの日本映画界を背負って立つ俳優さんとなりうるでしょう。