秋から冬にかけて干し柿を作るというご家庭も多いでしょう。
家にある柿の木が甘柿の場合や貰った柿が甘柿ならそのまま食べればいいのですが、
渋柿だった場合はそのままでは渋くて美味しく食べれませんよね。
そんな渋柿を甘く美味しくするのが干し柿です。
ただし干し柿を作るときにはカビに注意が必要です。
干し柿を作ったことがある人はカビに悩まされた人が多いでしょう。
いままではカビは生えずに干し柿を作れていたという人も、
気候によってはすぐに干し柿にカビが生えてしまいます。
これから干し柿を作ろうとしている人もカビ対策が必要です。
干し柿のカビの取り方と対処法を確認しましょう。
干し柿にカビが生えたらすぐに対策をしてください。
干し柿のカビの取り方
干し柿を作る際の大敵といえるのがカビです。
しかし気がついたら干し柿にカビができていることってあるんですよね。
カビができてしまったらしょうがありません。
せっかく作った干し柿を捨てるしかないのかと思ったらまだ早いです。
干し柿のカビの取り方があるんです。
まず干し柿にできてしまったカビがどんなカビなのか確認しましょう。
主に干し柿には青カビか白カビができます。
黒いカビもあるのですがこれは青カビになる前と考えられます。
白い粉が干し柿につくことがありますがこれは白カビではありません。
干し柿にできたカビが白カビの場合は残念ながら捨てましょう。
全ての渋柿を捨てるわけではなく白カビができてしまった柿です。
白カビができてしまった干し柿は食べることができません。
干し柿のカビが黒カビや青カビの場合は取り方があります。
アルコール度数の高いお酒など口にしていいアルコールを用意します。
焼酎なんかがいいと言われていますよ。
綿棒や綺麗な布にアルコールを含ませます。
そして黒カビや青カビにこするんです。
そうすると干し柿のカビが取れます。
それでもカビが取れない場合はカビの部分を切ってしまうのも手です。
その後アルコールに干し柿をつけたり霧吹きでアルコールを吹き付けましょう。
アルコールには殺菌作用があるので黒カビや青カビは撃退できます。
一度カビが生えてしまったものは口にしたくないという人もいるでしょう。
その場合は捨てるしかありません。
干し柿のカビの対処法
干し柿にカビが生えてから対処するよりも、
カビが出てくる前にどうにかしたいですよね。
干し柿にカビが生えにくくする対処法があります。
干し柿を作る時のカビが生えにくくなる対処法です。
干し柿にする柿の皮を剥いた後に沸騰したお湯に5秒から10秒程入れてください。
そうすると殺菌されるので干し柿にカビが生えにくくなります。
お湯の中に入れるときは時間には注意が必要です。
長い時間沸騰したお湯に入れてしまうと茹で上がってしまいますからね。
短時間でも効果があります。
次にはアルコールを干し柿にする柿につけてください。
焼酎などを霧吹きで吹き付けるのもいいでしょう。
できるだけアルコール度数が高いほうが効果があります。
カビが生えてしまった場合にもアルコールを使いますが、
干し柿にカビが生えにくくするためにも使用します。
干し柿を干すときは柿と柿が重なったりぶつかったりしないようにしましょう。
柿同士が触れていると乾くのが遅くなります。
長い時間水分があると干し柿にカビが生えやすくなってしまうんです。
干し柿を干すときには雨に触れる場所は避けましょう。
軒下の日当たりと風通しの良い場所に干して、
絶対に雨に当ててはいけません。
干し柿が雨に当たるとどうしてもカビが発生しやすくなってしまいます。
気候的に適しているのは寒い場所です。
暖かく湿度が高い場所では干し柿にカビが生えやすいです。
年によって気候の変化があると思います。
去年はカビが生えなかったけど今年は生えてしまう場合もあります。
暖かい日が続く場合も干し柿にカビが生えやすくなります。
雨が何日も続くという場合は室内に退避させるのも手です。
室内のほうが乾燥していますし雨に濡れる心配もないので、
干し柿にカビが生えにくくなります。
いくつか干し柿にカビが生えないようにする対処法を紹介しました。
干し柿を作るときにはカビが生えないように予防しましょう。
干し柿にカビが生えてからより生える前に対処した方がいいですからね。
干し柿にカビが生えたら対策が必要
干し柿にカビが生えたら対策が必要です。
干し柿のカビの取り方でも説明しました。
干し柿にカビが生えたら捨てるという選択も必要です。
少しぐらいの黒カビや青カビならばその部分を少し広めに処分する必要があります。
白カビが生えたら食べるのはやめましょう。
カビが生えたままの干し柿を食べると体には悪影響です。
日本で発生するカビはそこまで毒性が強くないと言われていますが、
それでも体に影響が出ることがあります。
ですから干し柿にカビが生えたら無理して食べないようにしましょう。
干し柿にカビが生えたら全てを捨てる必要はありません。
もちろんカビが生えてしまった干し柿だけで大丈夫です。
干し柿を作るときは注意深くカビの発生を観察しましょう。
結構柿を干したらそのまま数日間見ていなかったということもあります。
そうするとカビが発生しても気がつくのが遅くなり、
干し柿のカビが生えている範囲が広くなってしまいますからね。
特に1度に大量に干し柿を作る場合は注意して見てください。
気がついた時には作った干し柿が全滅ということもあります。
実際数百個単位で干し柿にカビが発生し全て処分したという場合もありますからね。
干し柿を作る時の天敵はカビです。
カビが生えない様に対処し生えてしまっても被害を最小限にしましょう。
干し柿にカビが生えたら次回作るときはカビを生やさないようにしたいですね。
まとめ
干し柿のカビの取り方と対処法でした。
干し柿にカビが生えたら対策も必要です。
次回干し柿を作る際の教訓とするのもいいですね。
干し柿が完成すると本当に甘くてトロトロで美味しいです。
甘柿よりも干し柿の方が糖度が高いと言われていますからね。
干し柿の独特の食感もいいんですよね。
干し柿を作るときにはカビが発生しない対処法を実践しましょう。
柿は栄養価が高い果物です。
美味しい干し柿を作って渋柿を美味しくいただきましょう。