毎年12月になると発表されるのが「今年の漢字」ですよね。
今年の漢字はなにになるんだと話題になります。
予想しても結構外れるんですよね。
人それぞれ個人的な今年の漢字というのがあるのではないでしょうか。
1年の出来事を漢字1文字で振り返るのもいいですよね。


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今年の漢字って発表されたその年の漢字は当然わかりますが昨年の漢字ってなんだっけってなりますよね。
そこで今年の漢字の歴代の一覧と理由を紹介します。
なんとなくその年にあった出来事を思い出せると思います。
今年の漢字は清水寺で発表されますが発表日や時間は毎年同じなのでしょうか。
今年の漢字についての素朴な疑問も調べてみました。

 

今年の漢字の歴代一覧と理由

歴代の今年の漢字って覚えていますか?
発表の時は話題になるので覚えているのですが年が変わると忘れてしまいますよね。
私はさっぱりと忘れてしまいました。

 

そこで歴代の今年の漢字を調べてみました。
漢字1文字でその年を表すのは難しいものですがなんとなくその年に起こった出来事が思い出されます。

 

以下が今年の漢字の歴代一覧です。

西暦 今年の漢字 読み方
1995年 シン/ふるう・ふるえる
1996年 ショク/たべる
1997年 トウ/たおれる
1998年 どく
1999年 マツ/すえ
2000年 キン・コン/かね・かな
2001年 セン/いくさ・たたかう
2002年 キ/かえる・かえす
2003年 コ/とら
2004年 サイ/わざわい
2005年 アイ
2006年 メイ・ミョウ/いのち
2007年 ギ/いつわる・にせ
2008年 ヘン/かわる・かえる
2009年 シン/あたらしい・あらた・にい・さら
2010年 ショ/あつい
2011年 ハン・バン/きずな・ほだす
2012年 キン・コン/かね・かな
2013年 リン/わ
2014年 ゼイ・セイ/みつぎ
2015年 アン/やすい・やすんじる・いずくんぞ
2016年 キン・コン/かね・かな

 

歴代の今年の漢字を見てみましたが思い出すこともありますよね。
しかしなんでこの年の今年の漢字はこれなんだ?と疑問に思うものもあります。

そこで歴代の今年の漢字に選ばれた理由を紹介します。

 

1995年「震」

1995年は阪神淡路大震災やオウム真理教事件や金融機関の崩壊があった年でした。
そのため震える年だったということで「震」という漢字が今年の漢字となりました。
恐怖に震える年だったという感じがしますね。

 

1996年「食」

O-157の食中毒事件や狂犬病が発生した年です。
税金なんかを食い物にした事件もありました。
そのため「食」という漢字が今年の漢字になりました。

 

1997年「倒」

大形の倒産があったりサッカー日本代表が強豪国を倒してワールドカップに初めて出場した年です。
ネガティブな要素とポジティブな要素を両方持っています。
個人的にはサッカーワールドカップ初出場のイメージが大きいですね。

 

1998年「毒」

カレー毒物混入事件やダイオキシンや環境ホルモンの話題が多くあった年です。
確かに衝撃的な事件や話題が多かったなという印象があります。
環境問題に対する声が大きくなってきたのもこの頃からではないでしょうか。

 

1999年「末」

世紀末や1000年代の末の年ですね。
他にも臨界事故や不祥事などで「世も末」ということで今年の漢字に選ばれました。
暗い話題もありましたが私的には1000年の区切りの年という印象が強いです。

 

2000年「金」

シドニーオリンピックが開催され日本選手も金メダルを獲得しました。
朝鮮統一のため「金・金」首脳会談が行われたり新500円玉や2000円札が発行されました。
新しいお金のイメージが大きいですね。
2000円札が発行されたのは驚きましたが最近ではほとんど見ることがないですね。

 

2001年「戦」

9.11の米国同時多発テロが発生した年です。
テロとの戦いや炭疽菌との戦いや不況との戦いで今年の漢字が選ばれました。
衝撃的なニュースが多かったですね。

 

2002年「帰」

拉致被害者の帰国や日本経済が復調してバブル以前の水準に戻りました。
原点回帰の年としても今年の漢字に「帰」が選ばれています。
個人的にはこの年に「帰」という感じがする出来事はなかったように思います。

 

2003年「虎」

阪神タイガースが18年ぶりに優勝した年です。
他にも「虎」が今年の漢字に選ばれた理由はあると思いますがおそらく阪神優勝の影響が大きいでしょう。
ファン新ファンには思い出深い年となったと思います。
逆に阪神ファンではない人にとってはなんで「虎」なんだと思った人も多いでしょう。

 

2004年「災」

台風や地震などでの自然災害や痛ましい事件などの人災が多くあった年です。
暗いニュースが多かった年ということですね。
悲しい理由での今年の漢字の選出となりました。

 

2005年「愛」

紀宮様のご成婚や愛・地球博があった年ですね。
愛の足りない事件などもあり今年の漢字に選ばれています。
愛だけならいい漢字ですが理由を見ると全てがいいことというわけではありませんでした。

 

2006年「命」

悠仁様の誕生がありましたが悲しい事件や事故もあった年です。
命の大切さという意味でも今年の漢字に「命」が選ばれています。
命の尊さを再確認できる年でした。

 

2007年「偽」

食品の産地偽装や耐震偽装など偽りが多く発覚した年です。
騙されたというイメージが強く今年の漢字に「偽」が選ばれました。
食品とか口に入るものの偽造は本当に嫌ですね。
この年から私達が食品に対する見方が厳しくなったように感じます。

 

2008年「変」

様々な変化があった年と言えるでしょう。
世界経済が変動したり地球温暖化で気候が変化したりと騒がれました。
ちょうどこの頃からゲリラ豪雨が多くなってきた印象があります。
リーマンショックは日本経済にも大きな打撃となりましたね。

 

2009年「新」

政権が交代したのが2009年です。
スポーツ界でも新記録が多数でました。
裁判員裁判などの新制度があったのもこの年ですね。
「新」という漢字を見ると前向きな印象がありますが新型インフルエンザの流行もありました。

 

2010年「暑」

この年、日本の夏は本当に暑かったです。
夏の全国の平均気温が観測史上最高を記録したんです。
チリ鉱山で閉じ込められた事故があったのもこの年ですね。
しかし1番は夏の暑さが今年の漢字に選ばれた理由でしょう。

 

2011年「絆」

東日本大震災が起こった年です。
ニュースでは衝撃的な映像の数々でした。
しかし絆の大切さを再認識した年でもありました。
家族や友人や仲間との絆を大切にしていきたいものです。

 

2012年「金」

今年の漢字に「金」が選ばれるのは2度目のことです。
ロンドンオリンピックの金メダルもありましたしノーベル賞受賞などもありました。
東京スカイツリーがオープンしたり金環日食があったのもこの年ですね。
お金に関する話題も多かった年ということで今年の漢字に「金」が選ばれています。

 

2013年「輪」

2020年東京オリンピックの開催が決まったのがこの年ですね。
輪になって一致団結しようという声が多かったです。
海外の災害に対する支援も輪のうちの1つですね。
個人的にはあまり輪というイメージはありませんが今年の漢字に選ばれています。

 

2014年「税」

消費税が8%に引き上げられたのがこの年です。
私達も負担が大きくなりますがお店も対応するのに大変だったことでしょう。
ただし増税も仕方ないという結論に達したということでしょうね。
税金に対する話題が多かったため今年の漢字は「税」となりました。

 

2015年「安」

安全や安心や不安など「安」に関する出来事が多かった年です。
不安だからこそ安心を求めるとも言えるでしょう。
それだけ日本だけでなく世界中で不安な要素が多かった年でした。
「安心してください、履いてますよ」も流行りましたね。

 

2016年「金」

今年の漢字で「金」が選ばれるのは3度目です。
リオデジャネイロオリンピックで金メダルラッシュがありましたからね。
他にも金字塔という意味でスポーツ選手の快挙が多かった年でもあります。
政治と金の問題やマイナス金利などの言葉もよく耳にしました。

 

今年の漢字の歴代の理由についでした。
同じ漢字が何度も選ばれることもあるんですね。
ちょっと驚きました。

 

オリンピックが開催される年は「金」に今年の漢字がなることが多いです。
さすがに毎回というわけではありませんけどね。

 

全体的に見るとポジティブな理由よりもネガティブな理由で今年の漢字が選ばれることが多いように思います。
やはり衝撃的な出来事が印象深いということなのかもしれません。
とはいえ1つの漢字の中には良い意味も悪い意味も含まれていることが多いですね。

 

1年間の世の中での出来事で決まるので仕方のない部分もあります。
しかしできればいい理由で今年の漢字が決まってほしいものですね。

 


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今年の漢字の発表が清水寺で発表される理由

今年の漢字って清水寺で発表されますよね。
毎回場所が違うというわけではなく清水寺で毎年発表されるんです。

 

でもなぜ清水寺で発表されるのでしょうか。
今年の漢字が清水寺で発表される理由があるはずです。

 

今年の漢字は日本漢字能力検定協会のキャンペーンの1つとして行われています。
1995年から毎年今年の漢字が発表されているんです。
そこまで歴史は長くないですがこれからも続いていきそうですよね。

 

日本漢字能力検定協会の本部は京都にあります。
まず本部が京都にあることが理由の1つです。

 

京都といえばお寺ですよね。
有名なお寺が数多くありますが日本を代表するお寺と言ったら清水寺です。
さらに清水寺の貫主である森清範氏は日本漢字能力検定協会の理事を務めていたことがあるんです。

 

これらの理由から今年の漢字の発表は京都の清水寺で行い、漢字を書くのが森清範氏なんです。

 

流れを見ると清水寺で今年の漢字の発表がある理由がわかりますね。
漢字を書く森清範氏は練習などはしないで一発本番みたいです。
しかも今年の漢字がなにになるのかも直前にしかわからないようですよ。

 

漢字を書くのも緊張しそうですよね。
清水寺の貫主ということで緊張などしない境地に達しているのかもしれません。
私だったら緊張で漢字を忘れてしまいそうです。

 

おそらく今後も今年の漢字の発表は清水寺で行われることでしょう。
森清範氏が引退したら次の清水寺の貫主が今年の漢字を書くことになるのかもしれませんね。

 

今年の漢字の清水寺での発表日や時間は毎年同じ?

今年の漢字が清水寺で発表される発表日は毎年12月です。
その年の世相ということで漢字が書かれますからね。
では発表日の日付はキチッと決まっていたり時間が決まっていたりするのでしょうか。

 

今年の漢字の清水寺での発表日は基本的に12月12日です。
12月12日は漢字の日として制定されています。
漢字の日にあわせて今年の漢字が発表されます。

 

しかし基本的にと記載したように絶対に今年の漢字の発表日が12月12日とは限りません。
12月12日が休日だった場合などは別の日に今年の漢字が発表されることがあります。
これまでも前倒しされたり繰り延べて今年の漢字が発表されたことがあります。

 

今年の漢字の発表の時間については午後になっています。
これまでの今年の漢字が発表された時間を見るとだいたい14時頃からということになります。

 

まとめると今年の漢字の清水寺での発表日と時間は以下になります。

  • 発表日は基本的に12月12日(漢字の日)だが場合によっては変更される
  • 発表の時間は14時頃からが多い(午後から)

 

ある程度、今年の漢字の清水寺での発表日や時間は決まっています。
テレビやネット中継で放送されることもあるので生中継を見てみるのもいいですね。
後から今年の漢字が何なのか知るよりも生中継の方が臨場感がありますからね。

 

今年の漢字が発表される日でも清水寺を参拝することはできます。
今年の漢字を書くのが本堂舞台です。
今年の漢字を書く際には見学はできないので注意が必要です。
報道陣も多いため通路を通り抜ける程度で見ることは難しいでしょう。

 

今年の漢字は数日間は清水寺本堂で見ることができます。
しかしその後は祇園にある漢字ミュージアムにて展示されます。
興味がある人は漢字ミュージアムで今年の漢字を見学してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

今年の漢字の歴代の一覧と理由でした。
改めて歴代の今年の漢字を見るとなんとなくどんなことがあったか思い出しますね。
自分が思っていたのとちょっと違うなと思う年の今年の漢字もあるかもしれませんね。

 

今年の漢字の理由としてはちょっとネガティブなものが多いように思います。
印象に残るのって衝撃的なものが多いですからね。
メディアで報道される内容もそういうものが多いですし。

 

個人的にはポジティブな話題が増えてほしいなと思います。
そうすれば明るいイメージの今年の漢字になりそうですもんね。

 

今年の漢字が清水寺で発表される理由も紹介しました。
日本漢字能力検定協会と清水寺の貫主が関係があったんですね。
今後も今年の漢字は清水寺で発表されるのではないでしょうか。

 

今年の漢字が清水寺で発表される発表日や時間はある程度決まっています。
基本的には12月12日の漢字の日の午後からとなります。
しかし場合によっては発表日が変わることもあるので注意が必要ですね。

 

今年の漢字に明るい印象の漢字が選ばれるといいですね。
そのためにも1年をいいものにしなくてはいけませんね。


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