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夏と言ったら台風の季節ですよね。
毎年台風が日本に上陸し大きな被害をもたらします。
しかし今年2016年の台風の発生が少しいつもと違うんです。
もしかすると7月から8月にかけて集中的に台風が発生するかもしれません。
今のうちから台風に気をつけておいたほうがいいでしょう。


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台風が発生すると公共の交通機関もマヒしますよね。
最近では企業や学校でも大型の台風が発生すると、
休みにしたり早く帰らせたり対応しています。
2016年の今年も台風は発生するでしょうが少しいつもと違うんです。
そこで2016年の台風の予想をしてみます。
専門家ではないですが過去のデータを元に台風の発生を予想しますね。

 

2016年の台風の発生について

2016年の今年の台風ですが少しおかしなことになっています。
ニュースなどでも台風が発生したという話は聞きませんよね。
2016年5月28日時点で今年はまだ台風が発生していないんです。

日本に接近してくる台風の場合はニュースで大きく取り上げられます。
日本付近に接近してこない台風もあるんです。
しかしその台風ですら現時点では発生していません。

実は台風が発生するのは夏になってからというわけでもないんです。
早い年だと1月には台風が発生します。
遅くても4月には台風は発生するんです。

しかし今年2016年は5月28日時点でまだ台風は発生していません。
これってかなり遅いんですよね。
気候が普段の年とは違っているということが考えられます。

となると2016年はいつ台風が発生するのかというのが心配になります。
もしかすると集中的に台風が発生したり、
大きな台風が発生するのではと考えてしまいます。

台風が少ない年となるのならいいですけどね。
2016年の台風の発生について過去のデータを見ながら予想してみます。

 

台風の過去のデータ

台風の過去のデータについては気象庁が公表しています。
その過去のデータを見る限り2016年の台風は少しおかしいことに気が付きました。
異常と言っていいのかわかりませんが普段の年とは明らかに違います。

気象庁のデータを以下になります。
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/statistics/generation/generation.html

上記の気象庁のデータには1951年から2015年までの台風の発生数が載っています。
このデータを見る限り1月に台風が発生することもありますが、
遅くても4月には大体の年で台風が発生していることがわかりますよね。

台風の発生が遅い年

5月まで台風が発生していない年というと
1998年・1984年・1983年・1973年・1952年となります。
つまり1951年から2015年までで5回しかないんです。

5月までに台風が発生しなかった年のデータを抜粋します。

西暦 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間
1998             1 3 5 2 3 2 16
1984           2 5 5 4 7 3 1 27
1983           1 3 5 2 5 5 2 23
1973             7 5 2 4 3   21
1952           3 3 5 3 6 3 4 27

1998年と1973年に関しては6月も台風は発生しておらず、
7月にやっと台風が発生していることがわかります。
2016年も5月までは台風が発生していないため過去のデータから見てもかなり珍しい状態となっています。

台風の発生が遅い年の接近数

台風が発生しても日本に接近してこないものもあります。
台風は一定の条件の場合に呼ぶ呼び方ですからね。
日本に接近してこなくても台風と呼ばれます。

以下が台風の発生が遅い年の接近数です。

西暦 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間
1998               2 5 1     8
1984           2 2 1 1 1 1 9
1983               4 1 1 1   7
1973             3 1         4
1952           1 2 3 2 2 3   12 

台風の発生が遅い年の上陸数

台風が発生し日本に接近してきたとしても上陸するかどうかは別です。
日本を台風がかすめるけど上陸はしないという場合も多いです。
上陸数によって被害も大きく異なります。

以下が台風の発生が遅い年の上陸数です。

西暦 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間
1998                 3 1     4
1984                         0
1983               1 1       2
1973             1           1
1952           1 1 1         3

台風の平年値

台風が発生する平年値はどのぐらいなのでしょうか。
平年値は1981年から2010年の平均となります。

以下が台風の平年値になります

  • 台風の発生数の平年値:25.6回
  • 台風の接近数の平年値:11.4回
  • 台風の上陸数の平年値:2.7回

 

以上が台風の発生が遅い年のデータでした。
このデータを元に今年2016年の台風の発生を予想してみたいと思います。
当たるかどうかはわかりませんのでその点はご了承くださいね。

 


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2016年の台風の発生予想

気象庁の過去の台風の発生データから2016年の予想をしてみたいと思います。

まずは2016年の台風の発生数ですが平年値よりも少なくなるのではと予想します。
過去のデータをみる限り台風の発生が遅い年でも現在の平年値の25.6回よりも多いこともあります。
しかし極端に少ない年もあるんですよね。

2015年の台風の発生数は27回でした。
ほぼ平年並みといえるでしょう。
しかし今年の台風は5月時点では発生していません。
ということは平年よりも台風の発生数は少なくなるのではと予想できます。

2016年の台風の発生数は平年より3回少ない22回と予想します。

次に2016年の台風の接近数の予想です。
台風の接近数の平年は11.4回です。
過去のデータを見ると台風の発生が遅い年は接近数も少なくなる傾向がわかります。
発生数が少なくなると接近数も少なくなることが多いですからね。

2016年の台風の接近数は平年より4回少ない7回と予想します。

最後に2016年の台風の上陸数の予想です。
台風の上陸数も発生数と接近数の減少により少なくなるのかなとも思います。
台風の上陸数は平年2.7回ですが2016年はどうでしょうか。

過去の台風の発生が遅い年では上陸をしなかったこともあります。
逆に発生時期が遅くても4回上陸している年もありますからね。
これは予想するのはかなり難しいですね。

2016年の台風の上陸数は平年並みの2回と予想します。

以上が私が勝手に予想した2016年の台風の発生です。
2016年の台風の予想をまとめると以下です。

  • 台風の発生数:平年以下の22回
  • 台風の接近数:平年以下の7回
  • 台風の上陸数:平年並みの2回

実は2016年の夏はラニーニャ現象が発生するかもしれないと言われているんです。
2015年はエルニーニョ現象が話題になりましたよね。
今年はエルニーニョ現象からラニーニャ現象に移り変わるかもしれないと言われているんです。

エルニーニョ現象からラニーニャ現象に移り変わる年の台風は発生数が少なくなる傾向にあるんです。
このような気象変動によって2016年の台風の発生が少なくなっているということです。

過去にエルニーニョ現象が春から夏にかけて終息したのは1973年と1998年です。
台風の発生が遅い年と見事に当てはまります。
発生数が平年よりも少なく発生する時期も遅いという特徴があります。

2016年の台風の発生時期も遅くなる可能性がありますね。
もしかすると7月に台風1号が発生するかもしれません。
1973年と1998年の台風第1号は7月に発生しています。
今年2016年も同じような気象になることが予想できます。

2016年の台風は7月から9月に集中的に発生する可能性もあります。
台風の発生個数は少なくなると予想できますが、
ここまで全く発生していないとなると集中的に台風が発生してもおかしくありません。

また集中的に台風が発生するということは連続で上陸することも考えられます。
連続して台風が上陸したり接近すると被害が大きくなることも予想できます。
今年は台風の発生数が少なそうだし接近や上陸も多くなさそうだと安心してはいけませんね。
今のうちから台風の備えをしておく必要があるでしょう。

 

まとめ

2016年の台風予想でした。
2016年は台風の発生は少なくなりそうです。
5月までに1度も台風が発生していませんからね。

しかし2016年の台風は7月から9月に集中して発生する可能性もあります。
集中して台風が発生するということは、
連続して台風が接近したり上陸したりするかもしれないということです。

そうなると被害が大きくなる可能性もあります。
1度目の台風で地盤が緩んだり水量が増えたりしますよね。
2度目の台風でさらに状況が悪くなり被害が大きくなる可能性もあります。

2016年は台風が少なそうだから安心だと思ってはいけません。
もしかすると甚大な被害が発生する可能性もあります。

台風が接近する前に備えをしておくのがいいでしょう。
2015年は台風の被害も大きかったですよね。
その時のことを思い出して事前に台風に備えましょう。


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