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エコノミー症候群はエコノミークラス症候群と呼ばれることもあります。
エコノミー症候群の正式名称は深部静脈血栓症というそうです。
エコノミー症候群という言葉は誰でも聞いたことがあると思いますが、
どのような症状なのかはあまり知りませんよね。
私も症状がわからなかったので調べてみたんです。


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エコノミー症候群になる状況は結構多いです。
しかもどんな人でもなる可能性があるようです。
事前にエコノミー症候群でどのような症状がでるのか覚えておくほうがいいですね。
特に長時間同じ姿勢で座っている場合は注意が必要です。
ふくらはぎやふともものしびれはエコノミー症候群の症状が出ているからかもしれません。

 

エコノミー症候群の原因

エコノミー症候群は飛行機のエコノミークラスに乗った人が、
飛行機から降りて歩き始めた直後に倒れるなどしたため、
この名前がついたと言われています。

飛行機のエコノミークラスって狭いですよね。
ですから飛行中は同じ姿勢のまま座っている人が多いんです。
同じ姿勢で座っていると血液の循環が悪くなります。
血行不良となってしまうということです。

特に足の血行が悪くなりますよね。
足の血行が悪くなると血管に血栓という血の塊ができてしまいます。

座っている時にどんどんと血栓ができていて、
飛行機から降りて歩き始めると、
血液の循環がよくなり血液の流れに沿って血栓も流れ始めます。

流れ始めた血栓は肺に到達します。
その血栓が肺の動脈を塞いでしまい血が正常に流れなくなります。
これがエコノミー症候群の原因です。

健康番組とかでも血液の流れを良くしましょうというのがありますよね。
ドロドロの血液よりもさらさらの血液のほうがいいというようなやつです。
これと似たような状態がエコノミー症候群では起きるということです。

ですから普段は健康体で血液の流れもいい人でも、
長時間同じ姿勢で座っているなどして、
血栓ができてしまうとエコノミー症候群になる可能性があるんです。

エコノミー症候群になる人は日本だけでも年間4000人と言われています。
海外旅行で飛行機になる場合は長時間同じ姿勢のままの人が多いですよね。
健康であっても十分注意する必要があります。

エコノミー症候群は飛行機のエコノミークラスだけで起こっているわけではありません。
飛行機のビジネスクラスやファーストクラスだろうと、
エコノミー症候群になる可能性はあります。

もちろんビジネスクラスやファーストクラスは
エコノミークラスよりも席がゆったりしていますが、
ゆったりした座席でもエコノミー症候群になることがあるんです。

そして車に長時間乗る人も注意が必要です。
車の座席もそれほど広くはありませんよね。
車でも同じようにエコノミー症候群となることがあるんです。

東日本大震災や熊本地震でも、
多くの人がエコノミー症候群になっています。
特に車に避難している人に多い病気です。

日頃の私達の生活の中でもエコノミー症候群になる可能性があります。
デスクワークですね。
デスクワークも椅子に長時間座っているという点では同じです。

デスクワークでもエコノミー症候群になる可能性はゼロではありません。
足の血流が悪くなるという点では同じ状態になり、
エコノミー症候群となる可能性があります。

 


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エコノミー症候群の症状

エコノミー症候群の症状とはどのようなものなのでしょうか。
エコノミー症候群の原因は血栓です。
特に足に血栓ができることが多いです。

エコノミー症候群の症状としてはふくらはぎや太ももの痛みやしびれです。
多くの人がふくらはぎや太もものしびれや痛みを感じるようです。
そして足がむくんでいる状態も症状としてはあります。

血液の循環が悪いと足がむくむというのはご存知でしょう。
ですのでエコノミー症候群の場合もふくらはぎがむくんだりもするんです。
長時間同じ姿勢で座っていてふくらはぎや太ももの痛みやしびれやむくみを感じたら、
エコノミー症候群の症状の可能性があります。

エコノミー症候群だと両足のふくらはぎや太ももが上記の症状になるということはなく、
片方の足に症状が起こるのが特徴です。
片方の足だけなんだかむくんでいてしびれるという場合は、
エコノミー症候群の症状の可能性があります。

注意しなくてはいけないのが、
エコノミー症候群の症状がでない場合もあるということです。
特に足がむくんだりしびれたりしていなくても、
エコノミー症候群になっていることがあるんです。
こればかりは個人差があるようです。

上述したエコノミー症候群の症状はまだ血栓が流れていない状態です。
血栓が流れ肺に達すると別の症状が現れます。

胸の痛みや呼吸困難はエコノミー症候群の症状です。
さらに動悸や冷や汗や意識が朦朧とするなどもエコノミー症候群の症状になります。

このような症状が出た場合は、
一刻も早く医師の診断が必要です。
血栓が肺の血管を塞いでいる可能性がありますからね。

長時間同じ姿勢で座っていて、
上記のような症状が出た場合は、
無理せずにお医者さんに診てもらいましょう。
もしかするとエコノミー症候群かもしれません。

 

エコノミー症候群になりやすい人

エコノミー症候群は長時間同じ姿勢でいる人なら
誰でもなる可能性があります。
普段は健康な人でもエコノミー症候群になることがあるんです。

その中でもエコノミー症候群になりやすい人がいます。
以下がエコノミー症候群になりやすい人の特徴です。

  • 長時間の飛行機
  • 長時間のドライブ
  • 車中泊
  • 喫煙者
  • ピルを服用している女性
  • 妊娠中や出産後の女性
  • 中高年(40代から50代)
  • 脱水状態
  • 寝たきりの人
  • 手術後などで血管に傷がついている
  • ガンなどの病気
  • 血栓ができたことがある人
  • 血管が傷んでいる人

上記に記載した人はエコノミー症候群になりやすい人です。
いくつも当てはまる場合はさらにエコノミー症候群の発生率が高くなります。
血流が悪くなり血栓ができやすい状況の場合は注意が必要です。

旅行などで長時間の飛行機や車に乗る場合は、
事前に医師に診断してもらったほうがいいでしょう。
エコノミー症候群は命にかかることもありますからね。

上記に当てはまる人って結構いますよね。
例えば趣味が車でのドライブだったらどうでしょうか。

長時間車でドライブをし帰るのは翌日になるとしましょう。
泊まるところは車の中で車中泊という人の場合、
まさにエコノミー症候群になりやすいという状況です。
40代だった場合はさらに可能性が高くなりますね。

まだまだ若いから大丈夫と思っているかもしれません。
車でスノーボードや音楽フェスに行くとしましょう。
もちろん長時間車を運転することになりますよね。
運転しなくても同乗者でも同じです。

早朝について始まるまで車の中で寝ていようとなると、
これもまたエコノミー症候群になりやすい状況となります。

エコノミー症候群は誰にでもなる可能性があります。
特に上記の人はなりやすい状況なので、
十分に注意しておく必要があります。

 

まとめ

エコノミー症候群の症状でした。
エコノミー症候群の症状はふくらはぎや太もものしびれや痛みです。
長時間同じ姿勢でいて足がむくんでいる時も注意が必要です。
片方の足に症状が出るとエコノミー症候群の可能性があります。

血栓が肺の血管に達すると血液が流れなくなり、
胸の痛みやめまいなどの症状が出ます。
歩行も困難になるため、
そのような症状が出たらすぐにお医者さんに診てもらう必要があります。

エコノミー症候群は誰でもなる可能性があります。
普段は健康でも突然なりますからね。
長時間同じ姿勢でいないことが重要です。
血液の流れを悪くしない工夫が必要ですね。


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