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2016年の関東の夏は水不足で大変なことになるかもしれません。
東京でも節水ということになる可能性があります。
というのも利根川上流のダムの貯水率がものすごい低いんです。
今年の夏は猛暑になる可能性があるとも言われています。
これはかなり深刻な状況になるかもしれませんね。


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私達の生活用水はダムからの水を使っています。
そのダムの水が著しく少ないんです。
どのぐらい少ないかというと観測開始以降最低の貯水率です。
関東は水不足になり2016年の夏は東京を含む各地で節水となるかもしれません。
水不足の原因や対策について紹介します。

2016年の夏も暑かったですが2017年も暑くなるのでしょうか。
>>2017年の夏は猛暑になる?気象庁の気温予想は?

 

関東は水不足で2016年の夏は東京でも節水の可能性

正直こんな自体になると予想していませんでした。
連日のように利根川上流のダムの貯水量が少なくなっていると報道されています。
まだ6月ですがすでに夏の水不足に危険信号となっています。

驚いたのがダムの貯水量が観測史上最低だということです。
観測を開始したのは1992年からです。
2016年のダムの貯水量が25年間で最低ということです。

過去を遡ると1994年(平成6年)に関東では水不足で渇水になったことがあります。
この年もダムの貯水量が少なくなり雨量も少ないものとなりました。
さらに夏の気温も高く当時の観測史上最高気温を記録しています。

1994年の水不足の時は東京で渇水対策本部が設置され、
貯水制限も最大で15%行われました。
関東の一部では断水となった場所もあります。

現時点で2016年のダムの貯水量は1994年の時よりも低いものとなっています。
つまり私達がこれまで経験したことがないような水不足となる可能性があるということです。
2016年6月9日0時時点で利根川上流の8つのダムの貯水率は44.7%と50%を下回っています。
2015年の同日はは73.7%で2014年の同日は91.9%でした。
どれだけ貯水量が少ないかわかりますね。

このまま雨の量が少なくダムの水が減り続ければ、
私達がこれまで経験したことがない節水の夏となりそうです。
東京はもちろんのこと関東全域で2016年の夏は取水制限が実施され節水となるかもしれません。

 


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2016年に関東で水不足が心配される原因

2016年の6月にすでに関東の水不足の心配がされている原因とはなんでしょうか。
ダムの水が観測史上最低になっているのには原因があります。
大きく2つの原因が考えられます。

冬に雪が少なかった

1つ目の原因として冬の雪が少なかったことが挙げられます。
6月にこれだけダムの水が少なく水不足が心配されるのは、
積雪が少なく雪解け水が少ないことが原因です。

2015年から2016年の冬は暖冬となりました。
そこまで暑い夏だったかなと思うかもしれませんが、
積雪量を見るとかなり暖冬だったという判断にもなるでしょう。

春になると雪が溶けて水になります。
積雪が少なかったために溶ける雪が少ないんです。
そのため6月にもかかわらずダムの水が少ない状況になっています。

通常であれば雪はじわじわと溶けていきます。
積雪量が多ければ一気に溶けるということもありません。
しかし2015年から2016年は積雪が少なかったのですぐに溶けてしまい、
ダムの貯水量が著しく低くなりました。

雨量が少ない

2016年の春って雨が少なかったと思いませんか?
雨量が少ないのも関東が水不足になる原因です。

5月もほとんど雨が降っていません。
そして6月5日に関東は梅雨入りしましたが、
梅雨入りしたのにもかかわらず6月9日時点ではまだまとまった雨は降っていません。

雪解け水が期待できないので
雨が降ってダムに水が貯まるの願うしかないわけですが、
現在のところ2016年は雨量が少なくなっているため
関東で使われる利根川上流のダムの貯水量が少なくなっています。

さらに2016年は台風もまだ発生していない状態です。
台風が日本に近づけば大雨となりますが、
台風による雨も現在のところ期待することができない状況です。

 

水不足を解消するための対策

2016年の関東の水不足を解消するためにはどうすればいいのでしょうか。
まず雪解け水は期待できないため雨に期待するしかありません。
まとまった雨が降ってくれればダムの水も潤うでしょう。

となると梅雨の雨に期待ですね。
普段は梅雨は雨ばかりで嫌だと思うものですが、
2016年の梅雨に限っては雨が降ってほしいものです。

梅雨の期間も長めになってほしいですね。
梅雨明けが早いとそれだけ雨の日も少なくなる傾向にあります。
するとダムの水がどんどん少なくなりますからね。

そして台風にも期待するべきでしょう。
もちろん台風で被害があってはどうしようもないのですが、
台風が接近すると雨をもたらしてくれるのも事実です。

被害がない程度の台風の接近があるとまとまった雨が降り、
利根川上流のダムの水も蓄えられることになります。

そして猛暑にはなってほしくないものです。
猛暑になると私達が使う水の量も増えますし、
それに伴いダムの水の消費も激しくなります。
猛暑だと水も蒸発しますからね。
猛暑にならないことも大事ですね。

これらは私達がどうにかできることではなく天候によるものです。
では私達にできる水不足の対策はあるのでしょうか。
普段の生活の中で水不足の対策をしたいものですよね。

となるとなんと言っても節水ですね。
水の無駄遣いをなくすことです。
必要最低限の水を使うようにする必要があります。

特にお風呂の水は節水に大きく貢献でき水不足の対策になります。
湯船いっぱいに水を使っている人は半身浴にするだけでも違います。
健康には半身浴はいいとされているので一石二鳥ですよね。

シャワーのヘッドを変えることでも節水ができます。
節水用のシャワーヘッドが売っていますからね。

さらにお風呂の水を再利用するといいですね。
洗濯の水に使うこともできます。

水を多く使う部分としてはトイレもあります。
トイレも水不足解消の対策になりますね。
もし同じトイレを長い期間使っているのであれば、
トイレのリフォームなんかをすると節水になります。
トイレで水を流す時の量が最新のトイレの方が少なくなっているためです。

トイレに関して言うとお風呂の水も使えます。
トイレが詰まった時に一気に水を流しますよね。
普通に水をトイレを流してもきちんと流れるようになっているトイレが多いです。
ですのでお風呂で使った水をトイレを流すとき使うこともできます。

そして食器を洗う時のも水を多く使うので水不足の対策に効果的です。
食器を洗う際にずっと水を出しっぱなしにしていませんか?
まさに水の無駄遣いになっています。

食器を洗う時は水を溜めてからにするとかなり節水になります。
炊事で使う水の殆どは料理で使うのではなく、
食器を洗うときに使いますからね。

節水には食洗機もおすすめです。
食洗機は少ない水の量で綺麗に洗うことができますからね。
この際ですので食洗機を購入してみるのもいいかもしれません。

天候については私達はどうすることもできませんが、
私達ができる水不足の対策もあります。
一人の力は小さいですが大勢が集まればかなりの節水になりますからね。
本格的に水不足になる前にいまのうちからできることをするのがいいでしょう。

 

まとめ

関東は水不足となり2016年の夏は東京でも節水となるかもしれません。
節水ならばまだいいのですが断水ということになっては大変です。
いまのうちから節水をしておく必要がありそうです。

6月9日時点では利根川上流のダムの貯水量が観測を開始してから過去最低となっています。
このままでは今年の夏は水不足になることは避けられないでしょう。
まさにピンチという感じですね。

水不足の原因は暖冬で積雪量が少なかったためと5月の降水量が少なかったためです。
梅雨の時期にある程度まとまった雨が降ってくれるか、
台風が接近し利根川上流のダムを潤してくれれば水不足も解消されます。

大雨で被害が出るのは避けたいものですが、
適度に雨が降ってほしいものです。
しかし天候のことなので私達にはどうすることにもできません。

私達ができることをいまのうちからする必要があります。
普段の生活を見直すことによって水を節約することができますからね。
水を使う時は水不足のことを思い出して節約しましょう。


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